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お店のトイレで儲けが分かる!売れてる店のトイレに必ずあるモノとは?

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トイレの快適さは、お客さまの来客を左右します。
トイレメーカーのTOTOが2013年に行った『飲食店トイレについての意識調査』に「あなたは、飲食店のトイレがきれいだとどのように感じますか?」という質問があります。
これに対し、約8割の人が「お店のイメージがよくなる」と回答し、約4割の人が「機会があればまた来ようと思う」と答えています。
この調査結果から、清潔なトイレがお店のイメージアップに繋がること、お店選びのひとつの基準になっていることがわかります。
お店にとってトイレは、お客さまへの重要なサービスポイントと言えます。
特に女性は、お化粧直しをはじめとしたさまざまな用途でトイレを使うので、居心地がよいトイレがある施設には、「また来たい」と思うものなのです。
そのためには、まず、いついかなる場合もトイレを清潔に保つことが大事。
まずは、「トイレの保守」から解説します。

「極上トイレ」になるための3点をおさえる

トイレは掃除をしてキレイにするのはもちろんですが、「清潔感」を感じてもらえるように務めることが大切。
そのためにはどうしたらいいのか、注意すべき点をご紹介します。

1,トイレチェックの時間を決める

開店前や閉店後にトイレをキレイにしたとしても、人が使うにつれて汚れるのは当然のこと。
開店後はトイレチェックの担当を決めて、1時間ごとに清掃をします。
このとき、トイレチェックの表で管理して掃除をする方法が適切ですが、実際の掃除が形骸化し「チェックするだけ」になってしまわないように注意が必要です。
また、掃除用具はお客さんの目に入らないところで管理するようにしましょう。

2,ペーパータオルやアメニティはピーク時前に多めに補充

ピークの時間帯にどうしてもトイレチェックまで手が回らなくなってしまう場合は、ピーク前の余裕がある時間帯に一度清掃し、トイレットペーパーやタオルペーパー、アメニティなどの備品を多めに補充しておくようにします。

3,トイレのにおい対策

トイレ掃除を入念に行っても悪臭がするようではそれも台無し。
におい対策も欠かせません。こまめな掃除を心がけるのはもちろん、消臭効果のあるグッズを設置するのもおすすめです。
ただし、香りの強い芳香剤は客席までにおいが届いてしまうことや、芳香剤のにおいそのものが苦手というお客様もいるので注意が必要です。

用を足すだけではない!女性客がトイレでやることとは?

女性客にとってトイレは用を足すだけの場所ではなく、化粧直しや携帯電話のチェック、ストッキングの履き替えなど用途はさまざま。
このようなお客様に満足いただくことも視野に入れて、居心地のいいトイレ作りをすることが大切です。

化粧ポーチを置く場所&荷物をかけるスペースの確保

トイレで化粧直しをするお客様のために用意しておきたいのが、化粧ポーチを置くスペース。水で濡れにくい場所に棚を設置すれば、洗面台で手を洗うお客さんとの混雑も避けられます。
また、バッグなどの荷物を持ってトイレに入るお客様のために、荷物かけや置き場を設置するようにします。

女性に喜ばれるアメニティの設置

予算とスペースの余裕があれば、女性客の喜ばれるアメニティを設置してみるというのも一案です。
あると喜ばれるアメニティの例をご紹介します。
・個別に包装された爪楊枝
・綿棒
・あぶらとり紙
・マウスウォッシュ
・生理用品 etc.
気の利いたアメニティは清潔感が保たれているトイレでこそ輝くというもの。
清潔感を再優先に、お客様に喜ばれるトイレ作りを行いましょう。

ペーパータオルっている?

ペーパータオルとは、トイレで手を洗った後に使用する紙製のタオルのことです。
一般的には衛生用品として扱われています。
ディスペンサーという壁付けの箱の中やティッシュボックスのようなケースにペーパータオルを入れて、1枚ずつ取り出せるような状態にしたりするタイプが多いですね。
ペーパータオルのイニシャルコストは、ペーパータオルのサイズや本体の材質、収納枚数などによって差があるほか、手をかざして自動でペーパータオルが出るセンサー付きのディスペンサーにした場合には費用が高くなります。
イニシャルコストは2,000円~1万円、ランニングコストは使用する店舗の規模によって異なりますが1ヶ月あたりおよそ3,500円程度です。

ペーパータオルのメリット

ペーパータオルは、スピーディーに手の水分をふき取ることが可能です。
使い捨てであるため、衛生面に優れているほか、イニシャルコストをハンドドライヤーよりも抑えることができます。
卓上タイプの場合は設置場所を確保する必要がありますが、壁掛けタイプの場合は設置スペースを気にせずに済みます。
ハンドドライヤーのように使用する際に音が生じないため、静かな飲食店でも気にせず使用できることがメリットと言えるでしょう。

ペーパータオルのデメリット

ペーパータオルは、イニシャルコストを抑えることができる一方で、ランニングコストがかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。
また、紙ごみが出ることによって量単位でごみ回収を行っている廃棄業者の場合には、廃棄コストや掃除の手間がかかってしまいます。
また、消費量の多い店舗などの場合には、ペーパー切れによってクレームが生じてしまう可能性があるので注意が必要です。
ペーパー切れが生じないようにするためにある程度の在庫を確保しなければならず、保管場所を確保する必要があるので注意しましょう。

ハンドドライヤーっている?

ハンドドライヤーとは、手を洗った後に温風などで手を乾かす機械のことです。
紙を使用しないため紙ごみの削減につなげることができます。
ペーパードライヤーは壁付にすると言ってもねじや両面テープでの設置になるためほとんど追加費用がかかりませんが、ハンドドライヤーは本体の取り付け工事、スタンドなどのオプション部材、電源工事などの費用が生じます。
ハンドドライヤーの種類が豊富であるため、イニシャルコストの幅が広くなります。
イニシャルコストは3~15万円程度、ランニングコストは一ヶ月あたりおよそ100円程度です。

ハンドドライヤーのメリット

ハンドドライヤーはペーパータオルよりも見た目が良いため、美観維持につながります。
紙ごみが削減できるため、環境への貢献ができるほか、企業イメージの向上にもつなげることが可能です。
ペーパータオルは、イニシャルコストを抑えられるものの、ランニングコストが高いことがデメリットでしたが、ハンドドライヤーはランニングコストが電気代だけなので、費用を大きく抑えることができるでしょう。

ハンドドライヤーのデメリット

ペーパータオルはしっかり水分をふき取ってくれますが、ハンドドライヤーは手の乾燥が不十分になりがちです。
ランニングコストを抑えられる一方で、イニシャルコストが高くなることがデメリットとして挙げられます。
機械内にたまった水を定期的に捨てなければならないという手間が発生するほか、水しぶきで壁などが汚れてしまう可能性があります。
壁付の場合にはそこまでスペースを取らずに済みますが、フロアに設置するタイプの場合には、設置スペースを確保する必要があります。
また、電気を使用しているため、停電時には使用できないこともデメリットです。
運転音が大きく、静かな飲食店などの場合には、店内に使用音が漏れてしまうこともデメリットとして挙げられるでしょう。

コロナ禍の現在、新型コロナウイルスの感染予防のために、多くのお店で使用が中止されています。

よい飲食店のトイレにあるものとは?

お客様のトイレ利用や、トイレのファシリティをまとめてきましたが、よいお店、売れている・もうかっている飲食店のトイレに必ずあるものは「ホスピタリティ」です。
日本語で言えば「おもてなし」。

トイレのような場所まで、どれくらい気をつかえるか?
がお客様を呼ぶためのキーポントなのです。

そのホスピタリティは、業態や場所、お店のコンセプトによってさまざまですが、貴方のお店に合った「ホスピタリティ」を本気で考えましょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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