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開店1ヵ月前に再点検!16のチェックリスト

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開店の1ヵ月前からはとくにやるべきことが多く、店舗の経営が初めての場合、重大な見落としをしてしまうことも少なくありません。そこで、1ヵ月前のタイミングでチェックしておきたい16点をピックアップしました。開業前に必ず確認しておきましょう!

開店に必要な手続きの確認

開店1ヵ月前は契約期と呼ばれており、開店に必要なさまざまな資格や手続きを進めていくことが多くなります。

1.必要資格の取得

各種営業許可証や構造設備検査請求は完了しているでしょうか。役所や保険所への手続きや届け出は予想よりも時間が掛かるもの。開店までのスケジュールを考慮し、余裕をもって進めていきましょう。

2.各種保険加入

火災保険には必ず加入しましょう。火災や災害、事故などで施設自体が損傷した場合に、店舗の原状回復費用を確保できます。また、火災保険では機器などの設備が保証の対象外である場合があります。店舗の設備や備品にも念のためオプションを付ける、別途で機械保険に加入するなどで備えておきましょう。

3.給料支払い事務所の開設

新しく開店した場合、所轄の税務署に給与支払い事務所になったことを届け出る必要があります。これは給与を支払う際に所得税の源泉徴収を行うための書類です。

4.電話線開通

広告やホームページに連絡先を記入するため、可能なら固定電話の回線を開通しましょう。広告やチラシは発注から1週間以上掛かる場合があるため、記載する電話番号はなるべく早めに確定させておきましょう。

サービス関連のチェック

5.原価計算表の作成

サービス提供に発生する費用を計算したリストを作ります。この原価を考慮しながら、サービス提供の価格を決定していきます。原価が高過ぎるようなら、提供方法や価格を見直す必要があります。

6.メニューの決定

原価表を作成して価格が決定したら、本格的なサービスメニューの作成です。メニューによっては必要な備品や原材料が違うため、最低でも2週間前までには完成させておきましょう。

7.仕入れ先の調整

仕入れるものをリストアップし、業者を選定します。仕入れの方法やタイミング、量、金額など、打ち合わせでしっかりと交渉しましょう。原価が高くなると利益が減ります。仕入れ業者選びは、今後の経営を左右するほど重要な項目です。

設備関連のチェック

8.インテリア・什器の搬入

必要なインテリアや什器などは、前もって手配し、搬入を開始しましょう。実際に配置した際のサイズなどによっては、オペレーションやレイアウトに変更を加える必要があるかもしれません。

9.設備の稼働確認

研修などの際にも、設備が正常に稼働するかテストを行います。また、開店時のトラブルに備え、当日はすぐにサポートしてもらえるよう、業者に連絡しておきます。

10.備品購入

サービス提供に必要な備品をすべて揃えましょう。店舗の大きさや業種によっては必要な備品の種類や数が異なります。また、備品が壊れた時のため、可能なら予備を確保しておくこともポイントです。

スタッフ採用

11.採用面接

事前の研修が必要なため、開店1週間前には必要な人数が揃うように募集、面接を進めます。面接ではお店のコンセプトや経営方針をしっかりと伝えた上で、入店の意思があるかを確認しましょう。

12.勤務シフトの作成

時間帯ごとに必要なスタッフ数や、スタッフの希望を聞きながら、開店後のシフトを作成していきます。必ず交代時の引継ぎ時間や、欠員が出た際のフォロー、スタッフの適正も考慮するようにしましょう。また、開店後しばらくはスタッフを教育しながら営業を進めなくてはいけません。各時間帯に、オペレーション全体を理解しているスタッフが必ず1名は付くようにシフトを組みましょう。

13.オペレーショントレーニングの実施

お客様のご案内からサービス提供、支払い、お見送りまで、一連の流れ(オペレーション)をスタッフ全員が理解し、業務を開始できるようトレーニングを重ねていきます。訓練の段階でオペレーションに改善点が必要な場合は、都度反映させていきましょう。

その他

14.プレオープンの準備

正式なオープン前にプレオープンを行う場合は、1ヵ月前に招待者への告知を送りましょう。プレオープンでは実際にお客様に対応しながら、オペレーションが正常に進められるかを確認します。

15.追加工事箇所の確認

開店の準備や研修を進める中で、実際に使用した際に使いづらい設備や、工事の不具合が見つかることがあります。場所や必要な工期によっては開店後の再工事は難しいかもしれません。なるべく開店前にすべてチェックし、必要なら業者を手配しましょう。

16.店内外の清掃

工事完了後の店内は、さまざまな汚れが残っています。1ヵ月前から少しずつ掃除を始めておけば、開店に合わせて綺麗な状態でスタートできるでしょう。開店前日は最後の仕上げに大掃除を行います。

まとめ

開店前の数週間は、場合によっては連日徹夜というほど忙しい日々が続きます。少しでもスムーズに開店するためにも、1ヵ月前のタイミングで、この16点を必ず再確認していきましょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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