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売上に伸び悩む原因が分かる!お店にお客様アンケートを取り入れる6つのメリット

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お客様アンケートは、様々なジャンルの業種で取り入れられているものです。中でも、飲食店にとってお客様アンケートが果たす役割は非常に大きくなります。ただし、ある程度の規模でアンケートを取り入れると、それなりの費用がかかります。アンケートの導入に消極的な方も多いでしょう。しかしながら、お客様アンケートがお店にもたらす効果は想像以上のものです。
今回は、お店にお客様アンケートを取り入れる6つのメリットとその実施方法についてご紹介します。

メリット1:お客様の嗜好が把握できる

アンケートによって、お客様の好みや味覚を知ることができます。
アンケートに、「この店で最も好きな商品は何ですか?」という項目をいれるだけでどんな商品が好まれるのかわかります。お店が今後売り出していくべきメニューや、逆に改良が必要なメニューが明確になるのです。また、性別、年代を記載してもらえば、どのくらいの年齢層の男女の利用が多いのか知ることもできます。お客様の嗜好を把握できるだけでなく、メインターゲットにしぼった新商品の開発にも役立てることができるのです。

メリット2:顧客満足度をあげるためのヒントになる

お店に訪れるお客様が、日々お店に対してどのようなことを思っているのか知ることができます。アンケートに、「このお店に対する要望や気になる点はありますか?」という項目を入れると、お客様の不満や意見を把握できます。忙しい日々の中でお客様へのおもてなしが流れ作業になってしまうと、お店の改善点も見えなくなってしまうものです。実際にご利用いただいているお客様の声によって、お店のサービス提供について客観的に見ることができます。より良いお店にするための改善点が分かり、顧客満足度が上がるのです。

メリット3:来客時間帯が把握でき客層を知ることができる

お客様アンケートによって、来客が多い時間帯を把握することができます。体感で、大まかな忙しい時間帯を知ることはできますが、その詳細をつかむことはできません。お客様は、何曜日の何時頃、どのような目的で来店しているのかが分かれば、人物像をイメージできます。客層や目的が分かれば、無難な通常メニューだけでなくターゲットに合った商品を開発できます。例えば、帰宅ラッシュの時間帯に最も来客が多いなら、サラリーマンにフォーカスした特別割引制度や限定サービスなどを考えることもできます。客層の把握は特定のターゲットにアプローチでき、その層からの絶大な人気を獲得することができるのです。

メリット3:来客時間帯が把握でき客層を知ることができる

メリット4:豊富なデータによる客観的な傾向を分析できる

アンケート結果を保存しておけば、データに基づいた客観的分析ができます。
お客様の声や意見は、アンケートをとらなくてもお客様と接する中で知ることはできます。しかし、それは一人のお客様の意見に過ぎません。すべてのお客様の声に応えることは、現状難しいでしょう。そのため、より多くのお客様のニーズを汲み取った改善をしなくてはなりません。
お客様アンケートをとることで、母数に対してどれだけの割合でどんな意見があるのか分析することができます。その結果に応じた最も多い声を優先的に改善していくことが、より多くのお客様のニーズにあったお店づくりへとつながります。できるだけ多くのお客様が抱いている思いや嗜好に寄り添った店舗運営ができるのです。

メリット5:店舗のアピールポイントが分かる

お客様アンケートの実施によって、客観的視点から見るお店のアピールポイントを知ることができます。
アンケートの実施は、お店の改善点をお客様の意見から汲み取るだけが目的ではありません。他店に負けない強みをアンケートから知ることも目的です。例えば、アンケートの中に「当店のサービスに満足していますか?」という項目を入れると、お店の顧客満足度を知ることができます。満足度が高ければ、「満足度○○%」という具体的な数字で、お店をアピールすることも可能です。
数字を使ったアピールは、お客様に説得力を与えます。アンケート形式で膨大なデータをとれるがゆえのメリットなのです。

メリット6:効果的な広告媒体が分かる

お客様アンケートを実施することで、効果的な広告媒体がわかります。例えば、アンケート内容に「何がきっかけでお店を知りましたか?」という項目を入れ、お店が宣伝として使っている媒体名を例として書いておきましょう。そうすることで、最もお客様に認知されやすく効果が高い広告媒体が分かります。開業したての飲食店はとくに、どれだけ多くの人にお店を認知させるかが成功のカギです。効果的な媒体がわかれば、より大勢のお客様を呼び込むことができるのです。

お客様アンケートの実施方法は多様!

お客様アンケートを実施することは、お店にとって多くの効果をもたらすことが分かったと思います。
息の長い飲食店経営をするために、お客様アンケートは欠かせないものなのです。多くの飲食店ですでに導入されていますが、その調査方法は様々です。こちらでは、4つの実施方法をご紹介します。

お客様アンケートの実施方法は多様!

1.アンケート用紙

お店のテーブルにアンケート用紙を置く方法です。飲食店で取り入れられやすい方法で、お客様にとっても手軽にアンケートに答えやすい手段です。ただし、テーブルにあるだけでは意味がありません。ご協力いただけるよう、スタッフ一同声掛けを心がけることが大切です。また、お客様の手間をなるべくかけないように、丸をつけるだけで済む簡易的なアンケートにするのがおすすめです。手軽にできる楽さがあれば、回収率が上がります。

2.メールによるアンケート

メールによって、お客様アンケートの実施を依頼する方法です。お客様にお店のメールアドレスに空メールを送ってもらったり、アドレスを登録してもらうなどの必要があります。そのため、お客様によっては億劫に感じる方もいます。その対策として、サービスを1品提供したり次回から使えるクーポン券を送付するなどの工夫をすると、回答率がアップします。

3.お店のHPによるアンケート

お店のHP内に、アンケートページを設置する方法です。ダイレクトにHP内にアクセスしてもらう必要があるため、お客様への声掛けやSNSを利用したアンケート促進が必要です。こちらもメールの場合同様、お客様自身がめんどくささを感じやすい方法であるため、アンケート実施特典を設けると良いでしょう。

4.アプリによるアンケート

店舗専用のアプリを作成し、その中でアンケートをとる方法です。最も現代的な方法で、アンケート目的だけでなく、来店ポイントをつけたりクーポンを配布したりといった一連の流れがアプリ内でできます。若い人を中心にアプリの活用は浸透しているため、若年層をターゲットとしたお店には最適です。アプリの作成自体も簡単にできるため、導入しやすい方法です。

まとめ

お客様アンケートの実施は、多くの効果をお店にもたらします。お店の改善点を明確にすることはもちろん、お客様が感じるお店の強みや魅力も知ることができます。コスト面を考えて導入を諦めている方もいるかもしれませんが、アンケート調査方法は時代に倣った形で多様化しているため、コストを抑えた実施も可能です。

お店の売上アップは、お客様がいてこそ実現できます。より多くのお客様のニーズを理解し、お客様に寄り添った飲食店経営を心がけましょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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