アルバイトを雇った際は接客をはじめ、さまざまな仕事を覚えてもらわなければなりません。
しかし、経営者側が仕事の教え方を理解していなければ、アルバイトの方も戸惑ってしまい、それがお客様にも伝わってしまうこともあります。
そうならないためにも、接客の基本は押さえておきましょう。
課題を分かりやすく伝える
やるべきこと、やってほしいことはきちんと伝えるようにしましょう。
「この場合は○○と言う」、「お帰りの際にはこうやってお辞儀をする」など、実際に例を提示して実演することで、やらなければならないことが明確に伝わります。
指示するときには理由も伝える
接客について、ああしなさい、こうしなさいというのではなく、なぜそうするべきなのかを明確な理由を合わせて説明します。
接客の基本としてそうしなければならない理由があることを合わせて説明し、きちんと理解した上で行動に移せるように指導しましょう。
お客様からの声をきちんと伝える
「あのスタッフのあいさつが気持ちよかった」、「声をかけてもらってうれしかった」、逆のパターンなら「不愛想で怖かった」など、誉められればモチベーションも上がりますが、逆に指摘をされてしまうと、「もしも」の話をされるよりもずっと効果的に反省を促せます。
自分の接客や行動が、実際にお客様になんらかの影響を与えているという実感があるのとないのとでは、実行力に大きな差が現れます。
もしもお客様がアルバイトについて何かを言っていたならば、あまりにも理不尽なものでない限り、どんなに細かいことであっても、できるだけ伝えてあげるようにしましょう。
たくさんの経験を与える
接客の基本が身についていない段階で実践させるのには大きな不安があるかもしれません。
しかし、実践経験を積むことで得られるものも多くあります。
アルバイトに実際に接客をさせつつ指導を進めましょう。
できているところは誉め、不十分なところは都度指摘する。
注意するタイミングには鮮度があります。不十分な箇所はできるだけ早く、納得できる理由とともに伝えるようにしましょう。
そしてアルバイトがちゃんと修正していたら、きちんと誉めるようにしましょう。
この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。
