お店のこと、はじめる前も、はじめた後も。

2017/07/13

宣伝をエリア全体で実施する【インタビュー】

商店街や商業ビル、フードコート、催事・イベント、飲食店が集まるエリアなどで、一気に宣伝・販促する方法は、大きな集客が期待できるほか、コスト・工数の削減、ブランディング、長く安定した売上につながるなど、不随する効果も高い販促方法です。
現在、日本屈指の観光地である「出雲大社」の周辺は、10年ほど前まで観光客が飲食やお土産を買うというようなことはなく「ただただ参拝客が通り過ぎる」だけの通りだったそうです。そんな通りを、町全体で活性化させ観光客が立ち寄るようにするために活動をされてきた「神門通り甦りの会」の事例から、販促のヒントを探ります。「神門通り甦りの会」の多々納光教さんにお話しをうかがいました。

「大社門前いづも屋」多々納光教さんのインタビューを見る!

>>「自分ならどこへ行ってもやっていける」という信念ひとつでIターン

「行ってみたい」そう思わせる動機付けの施策とは?

のぼりを立てるなどの「誰の目にも見える施策」

多々納: 今でこそ活気がある神門通りですが、シャッター街になったのは1990年のJR大社線の廃線がきっかけでした。参拝客は車とバスで出雲大社に隣接する駐車場を利用するようになり、やがて商店街を歩く人は消え、空き店舗ばかりが目立つ通りになったんです。「神門通り甦りの会」は地元商店街の有志などで結成したボランティア団体で発足したのは2008年。その当時も人通りはほとんどなく、車が行き交うばかり。そこで考え付いたのが「神門通り」と書いたのぼりを通りのあちこちに立てることでした。ポイントは車に乗っていても目に付きやすい場所に設置したこと。のぼりが人目に触れることで、神門通りを認識してくれる方が次第に増え始めました。

祭りなど大型イベントの定着化

多々納: 神門通りの認知度も少しずつ上がり、次に打って出たのは「軽四朝市」の開催です。四輪の軽自動車を簡易的な店に見立て、飲食や物販などが楽しめる朝市を始めました。車のトランクスペースを使えば店の設置も簡単ですし、神門通りの空地をイベントスペースとして活用したものです。野菜やシジミ、骨董品販売などなんでもありの朝市だったので地元住民や観光客が集まるようになり、メディアでも取り上げられるような存在になりました。その延長線上で同じ場所でビアガーデンを始めたのも大きかったですね。周辺にお酒を飲める店もそう多くはなかったので人気イベントになりました。これ以外にも夏祭りの縁日や出雲の大学駅伝シーズンにはイベントを絡めるなど季節ごとに楽しめる催しを定期的に行っています。

店舗連携による施策

多々納: これまでは任意団体の「神門通り甦りの会」が中心となってイベントなどを行ってきたのですが、新規出店も増えたので、新たに「神門通りおもてなし協同組合」を2015年に設立しました。甦りの会は存続していて、街や人とのコミュニケーションを考えることに重きを置いて活動しています。協同組合については組合の維持発展を主眼に置いた活動で、たとえば神門通りを訪れる観光客に対し、おもてなしをどうやったらよいのか、組合で教育研修や勉強会を開催したり、また販売促進活動なども行っています。協同組合を設置したメリットのひとつには行政からさらなる支援を得られたことですね。ほかに旅行代理店などと連携して商店街で使えるクーポンを発行する試みも行っています。

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