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飲食店のBGMは、顧客獲得に繋がる?
料理人兼オーナーの鈴木さんが営む「とり悦」は、バーのような落ちつた店内で焼鳥のコースをいただける専門店。ワインとウイスキーをメインにドリンクの種類も豊富。熊本県産の地鶏「天草大王」と神奈川県の三浦野菜などを使用した満足度の高いコース内容が、舌の肥えた食通から好評です。父親との共同経営というスタイルで開業。開店日には音楽を流したかったと言う鈴木さんに、BGMなどについてお話しいただきました。
お店がオープンして間もないですが、状況はいかがでしょうか?
私の父親は定年退職したのですが、港区にあるホテルに長く勤務していたので、その関係のお客様に来ていただいています。それと会社員の接待での利用も多いと思います。この店は、特にメニューを出していません。初めて入る店って不安ですよね。でもドアを開けて入って来た新規のお客様も、一度うちのコースを食べていただければリピートさせる自信はあります。来客数や売上げも気にはなりますが、まだまだ焦る必要もないのかなと思っています。
この物件は、すぐに決まりましたか?
父とふたりで開業を決意したときは、港区内で条件に合うものを探していたんですが、ここの情報が舞い込んできて物件を見に来て決めた次第です。ここは築2年のビルです。6ヵ月間だけフレンチとして営業していた居抜き物件です。綺麗で状態がよく、カウンターはそのまま使えました。席数が足りないと思ったので同じ椅子を調べ買い足しました。「バーで焼き鳥を食べる」という想定していたコンセプトと、このカウンターの雰囲気がマッチしたのが決め手です。
開業の準備段階で、BGMの設備を揃えた理由は?
子どもの頃から音楽はとても好きで、プライベートではDJをやったりもしていました。自分の店を持ったら客商売なので、ずっと無音ではやっていけないですし、しっかりBGMを流したいと思っていました。焼き鳥店を開くために、これまで数店で修行をしてきましたが、どの店でもBGMは流れていました。ですので店を開く際にBGMは必要だと長年思ってきました。音楽は、個人的には90年代のR&Bなどが好きですね。
営業時間には、どのような雰囲気になりますか?
年配のお客様たちが、ゆっくりお酒と焼き鳥を楽しむという静かな夜もありますが、楽しく賑やかな夜もあります。BGMはお客様の年齢層を考えてジャズにしたり、私の友人など若い人が多いときにはR&Bなどにチャンネルを変えたりして使っています。午後の仕込み中は、その時々で好きな音楽を流したり、ラジオのチャンネルに変えたりもします。